不眠症に関連した尺度のうち，翻訳された尺度がだいぶ増えてきました。次に挙げる尺度は日本語版の信頼性と妥当性が検証され，学術雑誌に掲載されています。
【不眠症状尺度】
・Pittsburgh Sleep Quality Index（PSQI）：19項目
・Insomnia Severity Index（ISI）：7項目
・Athens Insomnia Scale（AIS）：8項目
【不眠関連尺度】
・Dysfunctional Beliefs and Attitudes about Sleep scale-16（DBAS-16）：睡眠に対する非機能的信念と態度を測定（16項目）
・Ford Insomnia Response to Stress Test（FIRST）：睡眠反応性（sleep reactivity）を測定（9項目）
・Pre-Sleep Arousal Scale（PSAS）：入眠前覚醒（身体的，認知的）を測定（16項目）
・Sleep-Related Behaviors Questionnaire（SRBQ）：不眠の安全確保行動を測定（20項目短縮版）
・Metacognitions Questionnaire-insomnia（MCQ-I）：不眠のメタ認知的信念を測定（25項目短縮版）
・Sleep Hygiene Practice Scale（SHPS）：睡眠衛生の実践度を測定（30項目）
出典
岡島 義・井端 累衣・乳原 彩香・田中 佑樹・尾棹 万純（2020）．国内外における自記式不眠関連尺度の現状 東京家政大学附属臨床相談センター紀要，20，45-58.
岡島 義・田中 佑樹・乳原 彩香・井端 累衣・尾棹 万純（印刷中）．国内外における自記式不眠関連尺度の現状：信頼性と妥当性の評価 東京家政大学附属臨床相談センター紀要