後頭部に水枕は睡眠改善に有効

Setokawa H. et al. (2007). Facilitating effect of cooling the occipital region on nocturnal sleep. Sleep Bio Rhythms, 5, 166-172.

概日リズムによる体温の低下は,夜間の眠気を促進し,睡眠傾向を高める。体温を減少させる方法の一つとして,本研究では水枕を用いて後頭部を冷やし,睡眠過程(PSG)や主観的な睡眠評価に及ぼす影響を検討した。対象者は入眠潜時が30分以上の大学生7名であり,表面温度が16℃条件と26℃条件(室温)にランダムに振り分けた。実験は合計10回実施した。その結果,16℃条件の方が腋窩温の低下が早く,PSG,主観的評価ともに睡眠潜時が有意に短縮した。また,26℃条件と比べて中途覚醒回数と睡眠困難度が低く,睡眠の持続時間が長かった。このことから,後頭部の冷却は入眠と睡眠の持続の促進するといえる。

 → 深部体温の低下による入眠促進を直接的に引き起こせることを示したいい論文。これまでの深部体温低下を意図した活動を組み合わせて「就寝3時間前に軽い運動→寝る1,2時間前に入浴→アイスノン(氷枕)で寝る」という習慣にすると睡眠改善するかも。